ご利用案内

  • 外来診療について
  • 診療科部門紹介
  • 外来診療担当表
  • 各種健診のご案内
  • 医療相談室
  • 訪問看護
  • お役立ち情報
  • 交通案内
  • 関連施設

おくすりの知識


ジェネリック医薬品(後発医薬品)

お医者さん

現在、急激に進む少子高齢社会の到来により、介護を必要とする人は急速に増加し、日本の医療保険制度は財政的に厳しい状態が続いています。このため、サラリーマンの自己負担が2割から3割に増え、家計への影響がとても心配されます。
総医療費の20%を占める薬剤費をどうにか減らすことはできないか。
そこで、注目されているのが、成分や効能が同じで安価な「ジェネリック医薬品」です。皆さんはご存知でしたか?
医療機関で処方される薬には、日本で最初に発売された「新薬」といわれるものと、もう1つは新薬の特許期間満了後に発売された後発医薬品の2種類があります。この、後発医薬品が「ジェネリック医薬品」と呼ばれています。

「ジェネリック医薬品」って?

「新薬」として日本で最初に発売された薬は特許に守られており、一定期間独占販売権が認められています。しかしその特許期間(20~25年)が過ぎた後は、別な会社でも同じ成分と効能で製造・販売ができるようになります。
こうして新たに発売された薬が「ジェネリック医薬品」で、その価格は新薬の2~8割に設定されています。

「ジェネリック医薬品」はなぜそんなに安いの?

新薬は、その成分から開発し、有効性、安全性を確認後承認されて発売されるため、研究に10~15年かかるといわれています。そのために、費用も150~200億円と莫大です。
しかし、後発品である「ジェネリック医薬品」はまったくの新薬と異なり、それまでの使用経過があるため、承認までの手続きが少なくなります。開発や研究にかかる時間や金額も少ないので、国が新薬の2~8割の価格に設定しています。

「ジェネリック医薬品」はちゃんと効くの?

「ジェネリック医薬品」は新薬との同等性と品質に重点を置いて開発が行われます。
薬事法の定めに従い、新薬と全く同様にさまざまな基準を遵守し、開発・製造・販売されていますので、品質・効能においてなんら問題はありません。

「ジェネリック医薬品」を使うメリットはあるの?

患者さんの薬代の負担が減るのはもちろん、家庭での医療費の節約に役立ちます。
また、薬代が高いという理由から、通院や薬の服用をやめてしまう人も少なくありません。お薬は飲み続けることが大切です。
「ジェネリック医薬品」で正しい治療を無理なく続けられる環境が整い、ひいては、高騰するわが国の医療費抑制にもつながります。

どうすれば処方をしてもらえるの?

おくすり

医療費高騰がクローズアップされている現在、厚生労働省は「ジェネリック医薬品」の利用促進に向け、全国の医療機関に呼びかけを行っていますが、どこの医療機関でも扱われているわけではありません。
ジェネリック医薬品を使うには医師の処方が必要ですので、まずは当院の医師か調剤薬局にご相談下さい。




▲ページの上へ戻る

* おくすりの知識ページへ戻る