病院紹介
地域包括ケア病棟
概要
大倉山記念病院では、地域包括ケア病棟を運営しており、 急性期治療後のリハビリ・在宅復帰に向けた医療や支援を積極的に行っています。
地域包括ケア病棟とは、急性期治療を経過し病状が安定した患者さま・在宅で療養されている方の緊急時の受け入れを行い、在宅や生活への復帰を支援する病棟のことです。 医師・看護師・その他様々な職種が連携し、退院を目指します。
入院期間は原則40〜60日間ですが、患者さまの病状により調整いたします。
特徴
①入院患者さまの内訳
当院の地域包括ケア病棟に入院されている患者さまについて、診療科の内訳は以下の図の通りです。
②リハビリについて
当院では理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるリハビリを365日積極的に実施しています。 退院後の患者さまの生活にとって必要な物を検討し、機能訓練のほか入浴評価・食事評価・調理訓練・外出訓練・退院前訪問指導(家屋評価)なども実施します。 時間数は1日20分~60分を1日に1回~3回で、患者さまの病状や全身状態によって医師が判断し行っています。
退院に向けて、医師や看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカー・薬剤師・栄養士など関係職種が綿密に協議し、患者さまの在宅・生活復帰がスムーズに移行できることを目指しています。そのため、ケアマネジャー・関係機関・同グループの YMG 在宅支援総合センターと協働し、退院後の在宅療養を総合的に支援していていくことが特徴となっています。
入院について
入院前に必要なこと
A.急性期治療を終えられた患者さまの場合 | B.在宅での療養を行われている患者さまの場合 |
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①入院または受診された医療機関にて、診療情報提供書・検査データ・日常生活動作評価表を作成後、当院にご連絡を頂きます。 ②当院にて入院の判定を行います。必要に応じて、ご家族面談を行うこともございます。 | ①かかりつけの先生にご相談していただき、診療情報提供書・検査データ等を作成後、当院にご連絡を頂きます。 ②当院にて入院の判定を行います。入院に緊急性がある場合は、医師間での直接協議が行 われることもあります。 |
入院後の生活
入院後は、治療の他、看護・リハビリテーション・ソーシャルワーカーなど多職種による支援を行います。
入院から退院までの流れ
一連の流れについては、下の図解をご参照ください。
対象となる方
①継続したリハビリが必要な方 | 骨折や脳血管疾患の術後で継続したリハビリが必要な方、急性期医療後のリハビリ(脳血管・運動器・呼吸器・廃用リハビリ)が必要な方 |
②経過観察が必要な方 | 入院治療により病状は改善したが、経過観察や加療が必要な方 |
③在宅復帰への環境整備が必要な方 | 介護保険のサービスや住宅改修の準備や看護・介護・栄養指導等が必要であるなど、 自宅での生活の準備に一定の時間が必要な方 |
④介護施設入所中の方 | 急な発熱、体調の悪化などで治療や病院での治療が必要な方 |
入院費
基本の算定方法
地域包括ケア病棟に入院された場合、入院費の計算方法が通常とは異なり「地域包括ケア病棟入院料1」を算定します。入院費は手術、麻酔等を行った場合を除き、定額で、入院基本料・検査料・画像診断料・投薬料・注射料・処置料・リハビリテーション等のほとんどの費用が包括となります。具体的な費用に関しては当院にご連絡ください。
諸注意
治療内容により、自己負担金が増額する場合もあります。また、病状の変化により主治医が集中的な治療が必要と判断した場合、一般病棟に転棟(変更)していただくことがあります。
よくある質問
生活復帰・社会復帰などを目的にリハビリを行う病棟です。 病棟のスタッフが連携・協働して、患者様とご家族の方が安心して生活できるようサポートしてまいります。
1日のスケジュールは以下のようになっています。
なお、病棟スタッフやリハビリスタッフによる動作練習を生活の中でも行っています。
6:00 | 起床 |
8:00 | 朝食 |
9:00〜12:00 | リハビリ、休憩時間 |
12:00 | 昼食 |
13:00〜16:30 | リハビリ、休憩時間 |
18:00 | 夕食 |
22:00 | 消灯 |
申し送りを受けた他のスタッフが対応致します。
インフルエンザ流行期やコロナ禍においては、時間や人数制限など臨時の体制がしかれている場合がございます。詳細は「面会について」のページをご参照ください。
入院により得た情報を第三者に漏らすことはございませんので、ご安心ください。